特例認定NPO法人の取得について
令和4年2月21日、「特例認定特定非営利活動法人」としての認定を受けました。
1 特例認定NPOとは
組織の実態、経理状況、従業員の勤務状況と管理、会員の入会手続き、会費の管理、
法務局・労働基準監督署等への申請状況、その他様々な条件をクリアしたNPO法人だ
けに与えられる認定制度です。
全国のNPO法人全体に占める認定、特例認定NPOの割合は2パーセント、福岡県下に
おいては1パーセントです。
2 特例認定の最大のメリットは
(1) 寄付者(個人及び法人)に税制優遇が適用されることにより、寄付が増える可能性
が高まります。
最大のメリットは次のとおりです。
〇 法人税を軽減させる「寄付金損金算入枠」が通常の3~5倍に広がる。
〇 一般枠と特別枠の合計額まで損金にできる。
各法人、個人が支払う毎年の税額のうち、特例認定NPOへの寄付については税額控除
対象になります。
(2) 対外的な評価が上がります。
特例認定基準をクリアするには厳しい条件をクリアしなければなりません。
そのような基準をすべてクリアした法人を応援している会員ということで対外的な
評価が上がります。
3 助会員の会費はすべて寄付とみなされる
この制度により賛助会員の年会費は租税特別措置法第41条の18の2第1項及び同
法第66条の11の2第2項に規定する特定非営利活動に係る事業に関連する寄附に
係る支出金に該当するとみなされることとなりました。